こんにちは。株式会社芝正園 環境事業部の磯崎です。
省エネ、エコを考える芝正園メールマガジン、第五回目の配信です。
令和最初の配信となる今回は、
平成の時代に大きな話題になったシックハウス症候群についてお送りします。
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□┃■┃シックハウス症候群、最近聞かないけれど、実は・・
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■そもそもシックハウス症候群の原因って?
新築あるいはリフォームした家に入居して、
「頭や目、のどが痛い」「吐き気、めまいがする」「咳が出る」
など人によって様々な症状が出るシックハウス症候群。
その原因物質の一つとして、「ホルムアルデヒド」が有名ですね。
他にも、トルエンやキシレンなど多くの原因化学物質があり、
これらは接着剤や防腐剤、塗料の溶剤などに用いられ、
建材や家具から空気中に揮発して、人体に影響を与えます。
こういった化学物質を「VOC(揮発性有機化合物)」と呼んでいます。
■制御しきれないVOC
平成8年頃より、原因物質を含んだ建材の普及と、住宅の気密性向上により、
症状を訴える人が急増、大きな社会問題となりました。
その後13種類(現在は15種類)の化学物質について
様々な法規制がされたことにより、相談件数は徐々に減少しました。
しかしながら、いまだに一定数シックハウス症候群での相談が寄せられると言います。
規制が定められたのは特に健康被害の大きい種類のVOCに限られているために
代替品として別のVOCが使われていること、
また建材や家具だけでなく、家庭用品、殺虫剤、化粧品、衣類など、
住宅内のあらゆる物にVOCが含まれていることから、
相変わらず私たちはVOCに晒され続けているのです。
厚生労働省の報告によると、住宅室内では100種を超えるVOCが検出されるそう。
つまり、法規制だけではシックハウス症候群の原因を制御しきれない、と言えるでしょう。
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誰にでも起こりうる化学物質による健康被害
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こうした揮発性の化学物質は、安価で扱いやすいために
すでに広く普及しているだけでなく、次々新しく開発もされ続けていて
主なVOCは200種を超えるそうです。
それに伴い増加しているのが、化学物質過敏症という化学物質曝露による深刻な健康被害。
花粉症と同様に、誰でもある時突然発症する可能性があるのです。
全ての建材、日用品から化学物質を排除するのは難しいですが、
換気をこまめに行う、
建材や塗料の等級表示を確認する、
自然由来のもの、低VOCのものを選ぶ、など、
気軽にできるところだけでも試してみませんか。
価格や扱いやすさだけでなく、安心という指標で
ものが選ばれる時代になることが願われます。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
次号は、
【暑さ、寒さの防止は窓から!減税のカギになる窓の改修】
をお送りする予定です!
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■編集後記*沖縄でよく見る石敢當■
環境事業部部長の百足です。
平成から令和と年号も変わり、世の中が大きな転換期になるのでしょうか?
今回も、沖縄ネタです。
沖縄に旅行に行かれた方は道端で「石敢當」と書かれた石碑を見かけたことがあると思います。
(いしがんどう、いしがんとう、せっかんとう)などと呼び方は地域によってことなります。
これには、地域にいる魔物(マジムン)除けと言う大事な役割があります。
マジムンに股をくぐられると死んでしまう、というほどの強力な魔物だけれど、直進しか出来ないのだそうです。
従って、T字路などに建てられています。突き当りの住宅に入ってくるのを防いでくれるのです。
沖縄の住宅で見かける「ヒンプン」も同じ目的ですね。
「石敢當」とはもともとは、中国福建省にいた強い武士の名前なのだそうですが、
福建省で石敢當は見かけませんでした。(だいぶ昔の話ですが。)台湾、香港、マカオなどでは見かけました。
噂では、東京にも石敢當があるとの事ですが、残念ながらお目にかかったことは有りません。
現在では、ホームセンターやお土産物屋さんで販売されていますし、もちろん通販でも手に入りますよ。
沖縄も梅雨入りで、うっとうしい季節になりましが、6月6日のハーリー辺りには梅雨明け宣言がされるでしょう!
行きたいなぁ!あ~ぁ、行きたい!
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